製品概要
タンナーゼは、厳選された真菌株を水中で発酵させた後、精製、製剤化、乾燥させて製造されます。この酵素は、食品や飲料、飼料、化粧品、皮革など様々な産業で幅広く利用されており、タンニンを望ましい形で修飾する役割を果たしています。
メカニズムと製品規格
タンニンアシルヒドロラーゼ(通称:タンナーゼ)は、タンニン酸などの加水分解性タンニンのエステル結合やデプサイド結合の加水分解を触媒し、最終的にグルコースや没食子酸を放出する。タンナーゼによる触媒作用により、タンニン酸を含む没食子酸グルコースエステルは、順次、1,2,3,4,6-没食子酸タンニン、2,3,4,6-テトラパラギン酸タンニン、没食子酸-グルコースの2つの単量体に加水分解され、最終的に没食子酸とグルコースが生成されます
製品の規格
本製品は、GB1886.174に準拠しています。
ITEM | INDEX | |
パーティクルサイズ(%<40メッシュ) | ≥80 | |
乾燥による損失/(%) | ≤8.0 | |
鉛/(mg/kg) | ≤5.0 | |
ヒ素/(mg/kg) | ≤3.0 | |
Total viable count/(CFU/g) | ≤50000 | |
Coliform Bacteria/(CFU/g) | ≤30 | |
大腸菌 | (CFU/g) | <10 |
(MPN/g) | ≤3.0 | |
サルモネラ/(25g) | 検出されなかった |
機能と応用
本酵素は、お茶のフェノール類の味の改善やヘイズ感度の損傷、飼料中のタンニンの栄養阻害効果の除去、タンニンをより良い皮革のなめし剤にするなどの目的で使用されます。また、非ガロイル化カテキンの製造にも使用できます。
投与量
推奨される投与量は0.25-1kg/t DSである。投与量は、各用途、原料の仕様、製品の期待値、処理パラメータに基づいて最適化する必要がある。使いやすい量からテストを始めるのがよいでしょう。
安全性について
酵素製剤はタンパク質であるため、感受性の高い人には感作を誘発し、アレルギー性の症状を引き起こす可能性があります。長時間の接触により、皮膚や目、鼻粘膜に軽度の刺激を与えることがありますが、人体への直接の接触は避けてください。皮膚や目に刺激やアレルギー反応が現れた場合は、医師に相談してください。
保存方法と賞味期限
パッケージ: 25kg/ジェリー缶。保存方法: 直射日光を避け、乾燥した涼しい場所に密封して保存してください。賞味期限:乾燥した涼しい場所で12ヶ月。