動物飼料添加物用マンナナーゼ酵素 Nutrizyme MNA
導入
Nutrizyme® β-マンナナーゼ [EC 3.2.1.78] は、高度な液体発酵および抽出技術により、精製されたバチルス レンタス菌株から作られています。マンナンは植物性飼料、特にパーム核粕、大豆粕、ゴマ粕に広く存在しています。マンナンは消化物の粘度を高め、栄養素の消化と吸収に影響を与える可能性があります。β-マンナナーゼは、β-1,4-グリコシド結合を破壊し、β-マンナン、ガラクトマンナン、グルコマンナンをマンナンオリゴ糖とマンノースに分解するヘミセルロース加水分解酵素の一種です。同時に、マンナンの抗栄養効果を軽減し、消化物の粘度を下げることができます。
ユニットの定義
β-マンナナーゼ1単位は、37℃、pH5.5で1分(u)以内に3mg/mlのマンナン溶液を加水分解して1μmolの還元糖(マンノース基準)を得る酵素の量に相当します。
仕様
酵素活性 | 3,000~25,000単位/g |
外観 | 黄色がかった粉末 |
酵素の特性
投与量
完全飼料に使用 | 投与量: (完全飼料1トンあたりのg) |
≥3,000単位/g | 15~30 |
≥10,000単位/グラム | 3~8 |
≥25,000単位/g | 2~4 |
機能と利点
飼料添加物として、飼料の利用率と動物の成長性能を向上させることができます。
- 飼料成分中のマンナンを分解し、マンナンの抗栄養効果を排除し、飼料の消化率を高めます。
- 植物性飼料の細胞壁構造を破壊し、栄養素を放出し、栄養素の消化と利用を高めます。
- 腸管糜糜の粘度を下げ、腸管栄養素の消化吸収を促進します。
- 分解産物であるマンナンオリゴ糖は腸内細菌叢を改善し、免疫システムを調節する働きがあります。
- 動物のパフォーマンスを向上させ、飼料生産コストを削減します。
- 動物の排泄物中の栄養素を減らし、動物舎の環境衛生を改善します。
パッケージ
包装仕様:1kg/袋。
ストレージ
保存期間は20℃以下で12ヶ月です。湿気や直射日光を避け、涼しく乾燥した風通しの良い場所に保管してください。