製品概要
アミノペプチダーゼは、Aspergillus oryzae(アスペルギルス・オリゼ)の水中発酵後、精製、製剤化、乾燥を経て製造されます。本製品は、タンパク質加水分解物の脱脂、タンパク質の徹底的な加水分解、生物活性ポリペプチドの調製に使用されます。
作用機序と製品規格
アミノペプチダーゼは、ペプチド鎖のN末端からアミノ酸を切り離すエキソペプチダーゼである。ペプチドの苦みや味は、その鎖の長さやアミノ酸組成に関係しています。末端からアミノ酸を取り除くことで、残ったペプチドの機能性や味が変化し、加水分解物が望ましい性質を持つようになるのです。アミノペプチダーゼは、エンドペプチダーゼと一緒に使われることが多い。
製品規格
No. | ITEMS | INDEX | |
1 | パーティクルサイズ(%<40メッシュ) | ≥80 | |
2 | 乾燥時のロス/(%) | ≤8.0 | |
3 | 鉛/(mg/kg) | ≤5.0 | |
4 | ヒ素/(mg/kg) | ≤3.0 | |
5 | Total viable count/(CFU/mL) | ≤50000 | |
6 | Coliform Bacteria/(CFU/mL) | ≤30 | |
7 | 大腸菌 | (CFU/mL) | <10 |
(MPN/mL) | ≤3.0 | ||
8 | サルモネラ/(25mL) | 検出されなかった |
リアクションパラメータ
CONDITION | RANGE |
アクティビティの温度 | 30℃-70℃ |
最高温度 | 50℃-60℃ |
活性pH | 3.0-14.0 |
最適なpH | 8.0-13.0 |
推奨される投与量について
推奨添加量は、0.01-0.2kg/t DSです。投与量は、各用途、原料の仕様、製品の期待値、処理パラメータに基づいて最適化する必要があります。使いやすい量からテストを始めるのが良いでしょう。
安全性について
酵素製剤はタンパク質であるため、感受性の高い人には感作を誘発し、アレルギー性の症状を引き起こす可能性があります。長時間の接触により、皮膚や目、鼻粘膜に軽度の刺激を与えることがありますが、人体への直接の接触は避けてください。皮膚や目に刺激やアレルギー反応が現れた場合は、医師に相談してください。
保存方法と賞味期限
保存方法:直射日光を避け、乾燥した涼しい場所に密封して保存してください。
保存期間:乾燥した涼しい場所で12ヶ月。