製品概要
本製品は、Aspergillus nigerの水中発酵後、精製・製剤化して製造されています。ペクチナーゼファミリーに属し、エステル化されたペクチンを分解することができます。
機能と応用
* 果物や野菜の加工。マッシング酵素として使用され、ジュースの収穫量を増やし、マッシュやジュースの粘度を下げて下流工程を容易にします。ピューレの粘度を下げ、濃縮時のゲル化の問題を回避します。
* 植物エキス:植物の細胞を分解して目的成分を遊離させ、抽出・精製時の操作をスムーズにし、植物エキス液剤の安定性を向上させます。
* ワインやシードル。果汁や色の収率、製品の保存安定性を向上させます。
メカニズムと製品規格
ペクチンリアーゼは、ペクチンの非還元末端を消去的に切断してペクチンを解重合し、4-デオキシ-α-D-マン-4-エニュロノシル基を持つオリゴ糖を生成します。
製品規格
ITEMS | INDEX | ||
No. | ITEMS | INDEX | |
1 | バルク密度/(g/ml) | ≤1.20 | |
2 | pH/(25℃) | 3.0-6.0 | |
3 | 鉛/(mg/kg) | ≤5.0 | |
4 | ヒ素/(mg/kg) | ≤3.0 | |
5 | Total viable count/(CFU/mL) | ≤50000 | |
6 | Coliform Bacteria/(CFU/mL) | ≤30 | |
7 | 大腸菌 | (CFU/mL)〜1 | <10 |
(MPN/mL) | ≤3.0 | ||
8 | サルモネラ/(25mL) | 検出されなかった |
リアクションパラメータ
CONDITION | RANGE | |
アクティビティの温度 | 35℃-55℃ | |
最適な温度 | 最高温度 | 40℃-50℃ |
活性pH | 活性度 pH | 4.0-6.0 |
最適なpH | 最適なpHは | 4.5-5.3 |
推奨される投与量</h3
推奨される投与量は0.05-0.2kg/t DSです。投与量は、それぞれの用途、原料の仕様、製品の期待値、処理パラメータに基づいて最適化する必要があります。使いやすい量からテストを始めるのが良いでしょう。
安全性について
酵素製剤はタンパク質であるため、感受性の高い人には感作を誘発し、アレルギー性の症状を引き起こす可能性があります。長時間の接触により、皮膚や目、鼻粘膜に軽度の刺激を与えることがありますが、人体への直接の接触は避けてください。皮膚や目に刺激やアレルギー反応が現れた場合は、医師に相談してください。
保存方法と賞味期限
保存方法:直射日光を避け、乾燥した涼しい場所に密封して保存してください。
保存期間:乾燥した涼しい場所で12ヶ月。